JRAと地方競馬の違いを知らないという方は、意外にも多いのではないでしょうか?
JRAというものは「日本中央競馬会」のことを指しています。
いわゆる、中央競馬のことです。
中央競馬の方が結構メインでレースを行っており、地方競馬と比べると比較的大きなレースを実施していることが多いです。
もちろんそこで優勝して有名になった騎手・競走馬が非常に多いです。
・JRAと地方競馬の違い5選
今回は、JRAである中央競馬と地方競馬の違いについていくつかご紹介します。
JRAと地方競馬の違い5選
JRAと地方競馬の違いは、以下の5つです。
・主催者が違う
・競馬の売上とオッズ
・馬券の種類と出馬する競走馬の数が違う
・騎手と調教師が違う
・コース
これらの違いについて詳しくご説明します。
主催者が違う
地方競馬とJRAとの異なりは、主催者が別の人というところです。
JRAと言われる大きな組織運営をしている中央競馬、地方の自治体が主催で行う地方競馬とでは、その売上貢献度やその施設に差があります。
だが、ここ3年ぐらいは地方競馬も、競馬での売り上げはそこそこあります。
しかし、5年前ぐらいは南関東を省けば、それぞれの地方競馬の現状がやばいところにありました。
2000年代になると、福山、荒尾、旭川、北見、岩見沢、宇都宮、足利、高崎、上山、益田、三条、中津の12ヶ所の競馬場が全て廃止された状態になりました。
昔は2千万以上の賞金が出る競馬レースが頻繁に行われていましたが、現在に至ってはレースで1着になっても、その賞金額が10万円~30万円に引き下げられています。
なので、地方競馬でレベルがそんなに高くないレースは、賞金を手にするという目的で出馬しているものは少ないです。
出走手当を目的として出馬している人がほとんどで、3連闘などの連闘をしてくる陣営がほとんど。
なので、馬券を当てる側にとっては、本命馬さえ指定すれば当たる確率が非常に高いです。
競馬の売上とオッズ
競馬の売上とオッズに関しては、オッズは競馬老人が競馬場の売上に貢献した金額に左右されます。
売上の小さい地方競馬では、競馬老人が1回のレースに投資する金額が少なくなるところがあります。
JRAの1レースの過去最大の売上金額は、1996年に行われた有馬記念。
その額なんと、約875億円の売上金額を叩き出しました。
それに対して、地方競馬の1レースの過去最大の売上金額は、2015年に行われた東京大賞典。
その額は約26億円の売上金額となっております。
比較すると、売上金額はかなり大きな差を見せています。
しかし、JRAは近年売り上げが落ちてしまっています。
だが、昨年の有馬記念の時は、約416億円の売上を叩き出しています。
なので、JRAで100万円ぐらいの金額を投資したとしても、オッズが動くことがほとんどありません。
しかし、地方競馬では100万円を投資すると、オッズがかなり変動してしまいます。
なので、地方競馬での大きな額の投資は不可能です。
単勝だったら、すぐに1.0倍となってしまいます。
なので、稼ぐ目的で大きな金額を投資するのであれば、JRAの方が断然儲けを出すことができます。
馬券の種類と出馬する競走馬の数が違う
JRAと地方競馬の違いは、馬券の種類に至っても大きな違いを見せています。
JRAの場合は
・単勝
・複勝
・枠連
・馬連
・馬単
・3連複
・3連単
・ワイド
・5重勝
地方競馬の場合は上記の種類の他に
・枠単(南関東、金沢)
・7重勝(ばんえい、佐賀)
・3重勝馬単(ホッカイドウ、南関東)
馬券自体は、大きく的中できるものではありませんが、JRAである中央競馬より地方競馬の方が出馬する競走馬が少ないため、馬連、枠連、馬単などの買い目なら地方競馬で当たる確率が高くなります。
出馬する競走馬の層はJRAの中央競馬と地方競馬と比較すると、地方競馬の方がかなり薄いです。
なので、いつも似たようなメンバーたちが出馬することが多くなり、能力の比率が大きく分かれるレースがよく展開されます。
だが、的中させるということに関しては、JRAよりも地方競馬の方が当たる確率が高く、比較的予想しやすいものだと考えられます。
騎手と調教師が違う
JRAと地方競馬とでは、騎手と調教師の免許の種類や交付先などが全然違います。
地方競馬で、安藤勝巳さん、岩田康成さん、戸崎圭太さん
彼らは元をたどれば、地方競馬出身の騎手でした。
しかし後から、JRAの騎手免許も試験を受けてゲットしました。
地方競馬と中央競馬とでは、免許の交付先がそれぞれ違います。
・地方競馬
地方競馬全国協会
・中央競馬
日本中央競馬会
調教師免許の場合は、基本的にかなり難しい試験内容となっております。
もちろん、試験に合格しないと免許をゲットすることができません。
しかし、相手が騎手か厩務員の経験があれば、試験に合格できる確率がグッと高くなります。
ちなみに、騎手はレースで着用する服装にも、大きな違いを見せています。
地方競馬での騎手は、その人物ごとに異なる服装を着用します。
いろんなレースが行われて出馬する中、どの騎手も自分色の服装を着用しているので、客席から観ても どの人が誰なのかすぐに把握することができます。
中央競馬の騎手の場合だと、乗馬する競走馬に合った服装を着用します。
なので、1レース毎に毎回違う服装を着用していることがほとんどです。
地方競馬はどの人物がどんな服装をしているのか記憶さえすれば、一発でその騎手が誰なのか判明することができます。
一方でJRAの中央競馬は、騎手の最初から決められている服装を把握すれば、どの競走馬に乗っているのかすぐに判明することができます。
コース
JRAである中央競馬と地方競馬のコースの形は全然違います。
地方競馬は盛岡競馬場以外は、ダートのみのコースが基本となっており、JRAである中央競馬は芝とダートのコース両方となっております。
また、地方競馬場はJRAの中央競馬場と比べると、敷地面積がかなり狭い場合がほとんどです。
コースは小回りとなっているので、うまくカーブを走行できる競走馬が優位に立つことが多いです。
また、コースの幅も狭く、競走馬同士並んで走行することが比較的難しくなっています。
印象としては
・中央競馬の競馬場
陸上競技場(トラック1周400m)
・地方競馬の競馬場
学校の運動場(トラック1周200m)
というようなサイズ感となっております。
まとめ
JRAと地方競馬の違いを5つご紹介しました。
地方競馬とJRAとの異なりは、主催者が別の人というところです。
JRAと言われる大きな組織運営をしている中央競馬、地方の自治体が主催で行う地方競馬とでは、その売上貢献度やその施設に差があります。
競馬の売上とオッズに関しては、オッズは競馬老人が競馬場の売上に貢献した金額に左右されます。
売上の小さい地方競馬では、競馬老人が1回のレースに投資する金額が少なくなるところがあります。
JRAと地方競馬の違いは、馬券の種類に至っても大きな違いを見せています。
JRAの場合は9種類、地方競馬の場合はJRAの9種類+3種類あります。
また、騎手と調教師の免許の種類や交付先などが全然違います。
さらに、中央競馬と地方競馬のコースの形が全然違います。
地方競馬は盛岡競馬場以外は、ダートのみのコースが基本となっており、JRAである中央競馬は芝とダートのコース両方となっております。